1966年千葉県生まれ。鈴木整形外科(千葉県鎌ケ谷市)で地域医療に貢献する父の背中を見ながら、千代田区立番町小学校、私立開成中学・高校を経て、東京慈恵会医科大学へ。
卒業後、附属病院研修中は中央区入船に居住。整形外科学講座へ入局後、多くの素晴らしき師や仲間と出会い、同大伝統の整形外科学を基礎から学ぶ。
2002-2003年には慈恵医大晴海トリトンクリニック(中央区晴海)の整形外科オープニングスタッフとして週1回、晴海・勝どき地区の地域医療に従事。その後、膝関節専門班の一員として附属病院や関連病院で様々な膝関節外科手術や膝関節専門外来に携わる一方で、米国留学中に目の当たりにした臨床教育方法を糸口に、医学生・研修医教育にも注力。一般外来や出張病院では、高齢者の変性疾患から小児のスポーツ障害まで、膝関節に限らず幅広い領域にわたり「手術に頼らない、治癒力を引き出す治療法」を模索。
22年間の大学での臨床経験を足掛かりに、よき「街のかかりつけ医」を目指して、2015年5月1日、整形外科医人生を「再起動」。

東京慈恵会医科大学整形外科では、臨床研究班として丸毛啓史教授直属の膝関節班に所属し、附属病院(本院)や関連病院の国立療養所東宇都宮病院 、都職青山病院、国立病院機構西埼玉中央病院、東急病院等で、様々な膝関節手術(人工膝関節置換術、前十字靱帯再建術、膝関節鏡視下手術ほか)や膝関節専門外来、一般整形外科診療に携わってまいりました。
大学在職後期の医局長在任中は、本業の臨床医療や医学生・研修医教育の傍ら、医局マネージメントに明け暮れる毎日でしたが、その時期に分担執筆した膝関節関連の書籍を紹介します(右写真)。
上段の書籍から順に、「膝痛の身体所見のとり方>中高年齢期膝痛の身体診察」、「運動器の症候とアセスメント>膝関節部の痛み」、「膝関節・下腿>脛骨顆間隆起骨折」、「変形性関節症、リウマチ膝の手術>滑膜切除術>鏡視下滑膜切除術」の項目を執筆しております。膝関節疾患の診療に関しましては、大学の膝関節専門外来や慈恵医大晴海トリトンクリニックと連携しながら、小規模ながらも専門性の高い診断と的確な保存治療が受けられるクリニックを目指します。手術の適応となる場合は、
医療連携を駆使して迅速な紹介をさせていただきます。